こんにちは、精神科作業療法士の佐々木です。
ついに八雲にも雪の季節がやってきましたね。空気が乾燥してきて、しわになるのが怖い今日この頃です。しっかり保湿が大切ですね。
さて、認知症予防のお話をさせていただいてから今回で3回目となりますが、私自身も今から健康について日常生活の送り方を考えさせられる機会が多くなってきました。健康は一朝一夕にはいかない、ずっと意識して取り組まなければならないこととはわかっていても、継続することは難しいものですよね。日々の積み重ねが認知症予防になるという事を意識することは、大切なことだと思います。
今日は認知症予防に大切な「運動について」です。
運動習慣では、有酸素運動の強度+頻度が関係していますが、研究では1週間に3回以上、普通のウォーキングの強度を超える運動をしている人は、まったく運動しない人と比べてアルツハイマー型認知症の危険度が半分だとされています。
運動をすると脳の血流・代謝が良くなって脳のゴミが溜まりにくくなるんです!
①運動の計画を立てよう!
現在の状況を考えて、無理のない目標を立てましょう。これから寒い冬がやってきます。なかなか外で歩くことも難しい季節ですよね。
春になったら少しずつ外で動き始められるように、屋内での運動やラジオ体操、踏み台昇降、エアロバイクなど体を痛めない程度の運動を、まずは週3回から取り組んでみませんか?雪かきもいい運動になりますね。できれば1日30分程度を目途に頑張りましょう!10分ずつ分けて3回でも良いのでこまめに体を動かしていきましょう。
一人で行っていると3日坊主になりやすいので、ご家族でこんな話題を出してみてはいかがでしょうか。春になったら一緒に運動できる仲間を今のうちに見つけておくのも良いかもしれません。
②運動を実施して、記録を付ける。
これをすることによって、前回②でお話したエピソード記憶(出来事の記憶)を刺激することに繋がります。達成出来たら自分を沢山褒めましょう!目で見てわかると継続する意欲にもつながります。
次回は、認知症予防その④「社会とのつながりについて」です。