八雲の「健康マスター」こと理学療法士の小河原です(苦笑)。
6月に入り暖かくなったなと思ったらまた寒さが・・・。
庭の草むしりと畑仕事と子供とのスキンシップに忙しい週末ですが、なかなか思うようにはかどりませんね。緊急事態宣言も解除されるようですがまだまだ油断できない状況です。
さて、今回も皆さんと一緒に健康になるための知識を身につけ、一緒に「健康」を目指していきたいと思います。
今回はメタボリックシンドロームの話をしていきたいと思います。
メタボリックシンドローム(以下メタボ)とは?
肥満に加え、高血圧・高血糖・脂質異常が重なる状態を表します。
特定検診などメタボ対策は社会に広く浸透するようになりましたが、その危険性についてはあまり深刻に受け止められていないのが現状です。
あなた(私?)は大丈夫???メタボの診断基準
腹囲が下記に当てはまる + いずれか二つに当てはまる
□ 男性85㎝以上 □ 血糖値 空腹時血糖値110mg/dl以上
□ 女性90㎝以上 □ 血圧 収縮期血圧 130mmhg以上
かつ/または
拡張期血圧 85mmhg以上
□ 血中脂質 血中脂肪値 150mg/dl以上
かつ/または
HDLコレステロール値 40mg/dl未満
この中ですぐにわかりそうなものは腹囲と血圧でしょうか?それ以外の数値は何らかしらの検査の時でないとわかりませんね。次回の健診時には覚えておくようにしましょう。
メタボの診断基準はいずれの値も治療が必要なほど異常値ではなく自覚症状がほとんどないため、健診で指摘されていても放っておく人が少なくないのです。
メタボは心疾患や脳血管疾患などの発症リスクをほぼ間違いなく上げてしまうだけでなく、様々な生活習慣病の要因になります。高血圧、糖尿病、異質異常症はもちろんのこと腎臓で動脈硬化が進行すると、腎不全から人工透析が必要になる人もいます。
・最大の要因は「食べ過ぎ」と「運動不足」
内臓脂肪型肥満の行き着く先にはあらゆる病気が待ち構えています。メタボやその先にある命に関わる病気を遠ざけ、健康に長生きするためには肥満の予防・改善は必要不可欠なのです。
肥満の最大の原因は「食べ過ぎ」と「運動不足」です。
自分の生活を振り返り、肥満のもととなりそうな要因を1つずつ改善していきましょう。