こんにちは。作業療法士の池田です。
先日子供と図書館へ行き、娘がかわいい風船の絵がついた絵本を手に取りました。家に帰って読んでみると。「これは・・・」娘ではなく私が引き込まれました。
“とんでいったふうせんは”というこの絵本は、「記憶」を風船に例えて、認知症を子供に分かりやすく描かれた本でした。
絵本のように、認知症は記憶がなくなっていくだけでなく様々な症状があり、介護をされているご家族は大変な思いをされていると思います。「以前はしっかりしていた人なのになぜ。」「なぜ何度言っても分からないのだろう。」元々の姿を知っているご家族にとっては、認知症と分かっていても苛立ちを感じてしまうこともあるかもしれません。また、子供にとっては、おじいちゃんおばあちゃんが何だか前と違う。体は元気なのにどうしてと、付き合い方が分からなくなってしまうかもしれません。
そんな時にこの絵本を読んでいただくと、認知症の方に対して少しだけ優しい気持ちになれるのではと思います。そしてきっと今まで以上におじいちゃんおばあちゃんと沢山お話がしたくなるはずです。
ご興味のある方は池田へお声掛けください。