今年の冬は「北海道の冬」らしく寒く雪の多い冬ですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?
八雲の「健康マスター」こと理学療法士の小河原です(苦笑)。
今回も皆さんと一緒に健康になるための知識を身につけ、一緒に「健康」を目指していきたいと思います。
今回は現代日本人の死因について勉強していきたいと思います。
2018年の日本の3大死因は以下のようになっています。
「がん」 悪性新生物(27.4%)
心疾患(15.3%)
老衰(8.0%)
脳血管疾患(7.9%)
肺炎(6.9%)
1950年ごろから「がん」は一貫して増加しており全死亡者数のおよそ3人のうち1人は「がん」で死亡しています。「肺炎」も1980年ころから増加傾向が続き2018年の死因の5位となっています。
2018年の死因順位の男女別では以下のようになっています
<男性> <女性>
1、悪性新生物(31.1%) 1、悪性新生物(23.4%)
2、心疾患(14.0%) 2、心疾患(16.6%)
3、脳血管疾患(7.5%) 3、老衰(12.3%)
4、肺炎(7.5%) 4、脳血管疾患(8.4%)
5、老衰(4.0%) 5、肺炎(6.4%)
脳卒中による死亡者数は高血圧対策や医療技術の進歩により、1970年ごろをピークに年々減少傾向にあります。しかし脳卒中は「介護が必要になった主な原因」では男性の1位となっています。女性の1位は認知症となっています。
元気で長生きするためには生活習慣を改善するなどして脳卒中などの病気を「予防」していくことが大事になります。
~ちょっと小耳~
「予防」とは?
予防には「1次予防」「2次予防」「3次予防」があります。
1次予防とは:まだ疾病を持っていない時期に、環境改善・健康増進・予防接種などで病気にかからないようにすること。
2次予防とは:すでに発生している疾病を、より早期に発見し(健康診断)、早期に疾病対策を立てること。
3次予防とは:医療の最初から回復後を考慮して、うまく社会復帰でき、かつ生活の質(quality of life)を守れるように医療や介護を行う事。
1次予防・2次予防・3次予防を一覧表にすると以下になる。(公衆衛生より引用)
病気を未然に防ぐ「1次予防」がとても重要になっています。
いつまでも病気にならずに元気で過ごせるように健康な体を手にしていきたいものです。