リハビリテーション室ブログ

日々、勉強!!
カテゴリー:研修会・勉強会 2020年8月5日

こんにちは。作業療法士の有田です。

 

梅雨が明け、最近では暑さが目立つ日が続いておりますが、皆さんはどのようにお過ごしでしょうか?引き続き、熱中症に気を付けて水分補給を宜しくお願い致します!!

 

さて、私たち新入職者が八雲総合病院に来てから早くも4カ月が経とうとしています。時が経つのも早いものですね~。しかし、まだまだ作業療法士としての知識や技術は足りていない部分が多いです。そこで、リハビリテーション室では定期的に新入職者を対象に「勉強会」が開催されています。この勉強会では疾患の知識やリハビリテーションの技術を先輩方から教わっています。

今月は「終末期リハビリテーション」「肩関節周囲炎」「橈骨遠位端骨折」について学びました。初めて聞いたという方のために簡単にご紹介させて頂きます。

 

「終末期リハビリテーション」とは、ご高齢となり寝たきりになってしまった方に対し、少しでも苦痛をやわらげ、介護者の負担を軽減することを目的に行ないます。当院での取り組みとしては、終末期の患者さんにできるだけ疼痛が少なく、リラックスして過ごして頂けるよう心掛けています。イメージが付きにくいとは思いますがとても大切なことなのです。

 

「肩関節周囲炎」とは、肩関節を構成する骨や靭帯、軟骨、腱等が老化等により炎症を起こし、痛みや動きの制限を生じる疾患です。皆さんよく馴染みがある『五十肩』と呼ばれる疾患です。原因は肩の使い過ぎによって関節や筋肉が炎症を起こしたり、痛みによる筋肉の短縮で腕が上がらなくなったり、加齢によるものなどがあります。皆さんは最近、肩が痛くなることはありませんか?悪化する前に早めの受診をお勧めしています。

 

「橈骨遠位端骨折」は転倒などで強い外力が加わると手首の骨が折れる疾患です。特に、冬場に転倒して骨折してしまう方が多くみられます。他人事だとは思わず、足元には十分に気を付けてくださいね。

 

今回の勉強会では、疾患のことについて学ぶとともに、実技練習として関節や筋肉の動かす方向や力の強さ、痛みが出ないように動かすにはどうしたら良いかなど「触れて動かす」とはどのようなことなのか初歩から学ぶことができました。今回学んだ知識や技術を活かし、これからさらに質の高いリハビリテーションを提供していけるように日々勉強していきたいと思います!!

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