こんにちは。理学療法士の佐々木です。
5月末に緊急事態宣言が解除され、多少は外出する機会が増えて、外で活動する時間が増えたかと思います。私も趣味である野球を今年度初めてプレーすることが出来、とても喜びを感じています。ですが、今年度の大会は全て中止となり、我慢の年となりそうです。油断出来ない状況は変わりませんが、引き続き、手洗い・うがい・マスク着用等の感染対策予防を継続していきましょう。
さて、今年はこのブログを通して、スポーツ外傷・スポーツ障害について当院で行なっているリハビリテーションの内容紹介や障害予防のストレッチ・筋トレ方法・各ケガの説明等々を紹介していこうと思っています。スポーツ・運動をされている方々の一助となればと思います! 皆様、お付き合い宜しくお願いします。
というわけで本日は、そもそも『スポーツ外傷、スポーツ障害』とは何なのか、また、それに対してのRICE処置について紹介します。細かい内容の説明は、時間がかかってしまうので、簡単に説明させていただきます。
スポーツ外傷とは、人や物への衝突などで、一度に急激な力が加わることで起こる組織の損傷のことを言います。骨折・脱臼・肉離れ・捻挫 等々一度は聞いたことがあるかと思います。
スポーツ障害とは、そのスポーツの繰り返しによる骨・靭帯・筋肉の酷使により起こる症状のことを言います。これらのケガに対する一般的な処置が『RICE処置』です。
RICEは、
Rest(安静)→ R Ice(冷却)→ I Compression(圧迫)→ C Elevation(挙上)→ E
の頭文字をとって呼ばれています。
・安静 →テーピング等の固定できるもので固定し、動かさない・体重をかけない 等
・冷却 →氷をビニール袋あるいは氷嚢に入れて、(タオル等を介し)患部を15分程冷やす
・圧迫(固定) →テーピングなどで患部を圧迫する
・挙上 →ケガをした部位を心臓よりも高い状態で保つ
これらは、ケガをした直後に‘応急処置’として行なう処置です。この処置の目的は、主に痛み・腫れ等の炎症反応を抑え、回復速度を早くすることとされています。軽い捻挫や肉離れに行なうことが多く、受傷から早めの対応が求められます。しかし、骨折や大量の出血等の重傷な方は適応ではないため、早期の病院受診をお勧めします。
本当に簡単な内容しか紹介していないので、さらに詳しく知りたい方は、是非リハビリテーション室までご相談ください。