小岩です。
ピアノは調律師によって、醸し出す音色が違うそうです。
つまり、調律師の個性が出るようです。
ギターを弾く私は、調律といえば”チューニング”つまり、ピッチを正確にあわせることのみだと思っていました。
リハビリのセラピストはどうでしょう?当然、エビデンスやガイドラインに沿って、当たり前のサービスを提供しなければなりません。
しかし、リハビリでは個人因子と環境因子に合わせた柔軟な対応が必要なときが多々あります。
サイエンスとアートを併せ持つ技術が必要となります。
自分の個性を患者さんに押し付けるようではいけません。しかし、個性を利用して患者さんの潜在能力を引き出すことは必要です。
患者さんが心に描く生活行為、つまりICFの「参加」を見据えたリハビリを「調律」していきたいと思います。