理学療法士の阿部です。今年は8月のお盆を過ぎても蒸し暑い日が続いていますね。皆さん、ビールばっかり飲んでいませんか?・・・いやそれは僕でした。
8月のやくも☆元気塾は『脱水予防』についてお話をさせてもらいました。
・脱水症とは
人の体液が失われている状態です。発汗だけではなく、発熱、嘔吐、下痢などでも起こりうる症状です。水分だけではなく体に必要な成分(タンパク質、ミネラルなど)も失ってしまいます、簡単に言うと水と塩が失われます。
また、不感蒸泄といって、寝ていても起きていても自然と失っている水分量は、体重50kgの人で1日に約1000mlになります。
体液は栄養素の運搬や老廃物の除去、体温調節、新陳代謝などの生理的機能もあるため、脱水症を引き起こすと血液濃度が高くなり(血液どろどろ状態)、脳梗塞、心疾患、色々な症状を引き起こすことは想像できると思います。
・日常生活では
就寝時・入浴前後の水分補給も大事ですが、特に飲酒時は注意してください。アルコールを代謝するために水分、ミネラルが出ていきます。例えばビールを10本飲んだ場合、利尿作用により11本分の水分が排出されます。今の季節ビールは美味しいですが、飲んだ後はしっかりと水分補給しましょう。飲んだ後にラーメンなど塩気のあるものが食べたくなる理由がコレだと思います。
・脱水症の予防法
20分ぐらいでのこまめな給水がお勧めですが、万が一に脱水かな?と思った時には、冷たい経口補水液などで、水分とミネラル(塩)を補うことが大事です。
脱水予防として、梅干し・味噌汁など水分・ナトリウムを多く含む食品も水運補給に良いと思います。スポーツドリンクも良いですが、特に体液に近く「飲む点滴」と言われる「経口補水液」がお勧めです。市販では、OS-1やアクエリアス経口補水液などがあります。
以上、『脱水予防について』でした。
※管理人から
やくも☆元気塾のお知らせが長らく滞っていましたが、今月から再びアップして行きますので、宜しくお願いしますm(_ _)m。