理学療法士の阿部悟です。
突然、変なタイトルでスイマセン。
2月22日(木)~23日(金)に、横浜市の「みなとみらい」にあるパシフィコ横浜(三日月の建物です)で日本静脈経腸栄養学会があり、参加してきましたのでご報告を致します。
さてタイトルですが、夕食から朝食までの時間というのは、他の食事の間隔よりも長いですよね。
例えば、夜19時に食べた後、朝7時に食べるとして、12時間も空くこととなります。
Breakの意味の中には、「中断」「やめる」という意味があります。
fast (day)は、宗教上の「断食日」のことを言うらしいです。
ここから「Break fast」の意味は、夕食からの「断食をやめる」となります。
なぜこの話になったのかというと…学会でのランチョンセミナーから肝腫瘍や肝臓に何らかの疾患のある方というのは、通常の2~3倍のエネルギーを消耗するという話からです。
簡単に言うと肝臓に貯められるはずのエネルギー(グリコーゲン)が蓄積しづらくなるからです。本来、休息であるはずの寝るという行為も呼吸しているだけで疲労してしまうというわけです。
そこで検査で21時から翌朝9時まで絶食だとすると、3日間ほど食べていない状態と同じこととなります。
皆さん、3日間も食べ物を食べないって経験ありますでしょうか?
現在は、このような疾患の方はどこの病院でも2時間前の飲水が可能なことや、ギリギリの4~5時間前までの食事、また検査がなくとも就寝前に飲食することが当たり前となってきています。
・・・という有難いお話が今回の学会でとても印象に残りました。
また、このくらいの知識を「そだね~」と共有できる職場環境にしていきたいと思います。
↑外科の三浦先生、栄養管理の西澤さんと3人で