理学療法士の成田です。
朝晩の冷え込みが厳しい折、体調は如何ですか?
10月21〜22日に苫小牧で行われた第68回北海道理学療法士学術大会で、熊石地区で開催されている地域ケア個別会議の実践報告をして来ました。
ケアマネジャーさんが作ったケアプランについて、利用者さんがより自立した生活を送る事が出来る様に、保健・福祉・医療に関わる色々な職種が集まって吟味して助言するのが地域ケア個別会議です。
“個別”の会議で利用者さん個々の自立を掘り下げて行くと、その人が住む“地域”の課題も見えて来ます。そこからは“地域”をケアする会議に進んで行きます。独りでは解決出来ない問題も、周囲と社会が変化すると解決に向かう事も多い筈です。
地域ケア個別会議は、地域包括ケアの柱の一つとして、誰もが住みやすい地域を作る“はじめの一歩”と言えます。
北海道のリハビリテーション専門職で地域ケア会議に継続して参加している人が少ない中で、熊石地区については2年に渡って参加させて貰っています。この貴重な経験を、利用者さんや熊石地区包括支援センターと会議の参加者の皆さん、当院のスタッフの協力も得て、発表して来た次第です。
久方ぶりの学会発表で矢鱈と緊張しましたが、好意的で建設的な質問や助言を頂く事が出来ました。一方で、他の発表を聴いて取り組みが足りない処も沢山見えたので、もっと良い“はじめの一歩”を踏み出せるように思案しています。