こんにちは、作業療法士の小岩です。
皆さん、認知症初期集中支援チームをご存知でしょうか?
専門家が家族や周囲の人からの訴えを受けて、認知症が疑われる人を訪問し、下記のような支援を提供します。
・認知症かどうかの評価
・適切な医療機関の受診を促し、継続的な医療支援に繋げる
・適切な介護サービスを案内
・生活環境の改善やケアについてのアドバイス
・介護者との情報共有
・介護者の負担軽減や健康保持についてのサポート
いよいよ、八雲町にも今年度中に設置されます。
そのチーム員として尽力すべく、必須研修会に参加してきました。
認知症は誰でもなる病気です。認知症になったからといって、在宅生活をあきらめるという考えは必要ありません。大切なのは早期から支えあうということ、そして認知症を受け入れる地域づくりをすることだと学びました。認知症の症状はその人の「不安」と「自信のなさ」を引き起こし、その不安から、暴言や妄想などのいわゆる周辺症状が引き起こされるようです。認知症になっても、「役割」「社会参加」「自立支援」という視点から、その人のもつ「強み」を生かした生活を一緒に考えていくことが作業療法士の役割になるでしょう。