こんにちは。
新人研修5日目が終了しました。
今回は医療機器の取り扱いについてと排泄援助の基本についての研修を行いました。現場では「とにかく安全に扱う」ことが第一。研修では以下の医療機器について臨床工学士さんからの講義と実際に触れてもらいながら、基本的な操作方法やトラブル時の対応を学んでもらいました。
♦実践的な医療機器研修
①心電図モニター:モニターができること、リード線の正しい装着、アラーム対応など
②輸液ポンプ・シリンジポンプ:正しい装着、アラーム対応など
③AED:人形を使った装着や作動のシミュレーション
現場では当たり前のことが新人さんたちには未知の連続です。AEDのシミュレーション場面では、最初は緊張と戸惑いも見られましたが、繰り返すうちに動きや言葉がスムーズになっていく様子が印象的でした。研修後、「もし明日、同僚が倒れた時は自信を持って率先しAEDの装着ができますか!?」と問いかけると真剣に頷く前向きな姿勢が見られました。
♦排泄援助:導尿と膀胱留置カテーテル
看護技術の中でも、排泄援助は非常に繊細で、患者さんの尊厳に直結する重要なケアです。演習では、衛生管理や滅菌操作を徹底することはもちろん、声掛けの仕方や羞恥心の配慮の視点も大切に指導しました。新人さんたちは、慎重な手つきで繰り返し練習を進めながら「患者さんにどう声掛けしたら良いのか」「恥ずかしい思いをさせずスムーズに行うにはどうしたら良いか」などと考えながら行っていました。ペアを組み実践し、皆で「ここが良かったと思う!」「もっとこうした方が良かったと思う」などと活発に意見を交換しながら繰り返しやることができました。
研修では、どうしても「正確な手技」や「ルールの確認」が中心になりがちですが、今回あらためて伝えたかったことは“看護の心”を忘れないでいてほしいということです。看護技術は、これから現場で何度も経験しながら身についていくものです。目の前の患者さんを思いやる気持ちや寄り添う姿勢は、技術と同じくらい大切な看護の土台です。“看護の心”を大切にし現場で歩んでいってほしいと思います。
研修5日目お疲れさまでした★
皆さんの成長を私たち指導者も楽しみに見守っています。
教育担当 工藤・斎藤