リハビリテーション室ブログ

「災害への備え」と「減災としての介護予防」
カテゴリー:お役立ち情報 2016年9月6日

こんにちは、小岩です。

この度の台風10号上陸の際は八雲全域が停電にあい、復旧までに時間要した地区も多かったと聞いております。また、未曾有の暴風雨により被害にあわれた方には心よりお見舞い申し上げます。

全道各地で河川氾濫により避難所へ避難されていました。河川の多い八雲町でも今後同様のことが起きるかも知れません。

避難所暮らしが長引くと高血圧、糖尿病など持病を持たれている方は服薬が困難であったり、ストレスで悪化することが知られています。特に高齢者は環境が変わると適応に時間がかかり、また「我慢強い」ため生活に困難がおきやすいと言われています。できる限りの自助が大切です。平時のうちに備えましょう。

1)普段から決まった時間に運動するように習慣付ける;避難所では狭いところで長時間寝起きするので「エコノミー症候群」になります。普段から特に足を動かす習慣をつけ、決まった時間に運動するよう習慣化しましょう。

2)杖は持ち出しやすいところに;予備の杖を1本玄関に置いておきましょう。周囲の人が目につきやすいところに置いておくと、忘れずに持ち出してくれるかも知れません。

3)薬は持ち出し袋に;内服薬やお薬手帳はいつでも持ち出せるように準備しましょう。薬局から出される薬の説明書は携帯電話(スマホ)のカメラで撮影し保存しておきましょう。また、家族や友人にコピーを保存しておいてもらいましょう。このようにお薬に関しては、何パターンも準備しておいたほうが良さそうです。携帯電話(スマホ)への保存は保険証や預金通帳番号など日常的に保存しておいてもいいかも知れませんね。

4)耳栓とアイマスクを準備しましょう;避難所では昼夜室内灯がついていて、人の出入りや会話が後を絶たないと聞きます。アイマスクと耳栓を準備しておきましょう。十分な睡眠は期待できないかも知れませんが、少しでもストレスを軽減することが必要です。

5)マスクと携帯用アルコール消毒液を;集団生活によりインフルエンザ等の感染が考えられます。

まだまだ、たくさんあると思いますが、余裕のあるときに、また、思いついたときの備えが必要ですね。「介護予防」は運動だけではありません。骨と筋肉を作ったり活動を支える栄養のこと、内臓を元気に保つこと、免疫と代謝を上げる生活のこと、脳とこころを活発にすること、睡眠も含めた24時間365日をどう生活するかということ、防寒・防暑のこと、感染予防のことなどなど、平時からの「介護予防」の知識と実践が有事の「減災」につながります。非常時に少しでも長く元気でいられるように普段から備えたいものです。

 

 

 

 

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ゲスト
投稿日時: 2016/9/6 12:34  更新日時: 2016/9/6 12:34
 RE: 「災害への備え」と「減災としての介護予防」
こんにちは。
早くも台風13号北上中です。
皆さん二次災害、三次災害多発するため気をつけて下さいませ。

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