リハビリテーション室ブログ

褥瘡って知っていますか?
カテゴリー:研修会・勉強会 2024年8月15日

 みなさんこんにちは。理学療法士の長谷です。
 夏も本番を迎えてきており、暑い日が続いていますね。
 毎年のことですが、熱中症にはくれぐれもお気を付けください。


 先日、株式会社クリニコさんに「褥瘡」に関する勉強会を開催していただきました。本勉強会はリハビリテーション室と栄養管理室の職員を対象とした勉強会で、褥瘡の基礎知識から予防方法や栄養管理、評価方法等について詳しく学びました。その内容について紹介したいと思います。

 みなさんは、「褥瘡(じょくそう)」という言葉は聞いたことありますか?
俗に言う「床ずれ」のことを指しますが、あまり聞きなれない方も多いと思います。
 寝たきりや座りすぎなど、身体の特定の部位が圧迫され続けることで血の巡りが悪くなり、その部分が壊死してしまうことです。実際に褥瘡になってしまうと治療するためには相当な時間がかかります。そのため予防が大切と言われています。

 褥瘡を予防するためには、「寝たきりにならないこと!」、そして「バランスの良い食事を沢山食べること!」です。
 寝たきりになってしまった方でも、体圧分散マットやクッションを用いて体にかかる圧を分散したり、長時間同じ姿勢にならないように細目な体位変換(寝返りなど)を行なったりすると良いでしょう。
 食事に関しては低栄養を防ぐため、糖質やたんぱく質の摂取を怠らない事が大切です。特にアルギニン、亜鉛、ビタミンC、コラーゲンペプチドなどは褥瘡予防には欠かせない栄養素であるそうです。
※アルギニンは肉・魚・大豆・ニンニクなどに、亜鉛は肉・魚・牡蠣・アーモンドに豊富に含まれているみたいです!

 

 近年は医療の発達により褥瘡の発生数は減少傾向にあるみたいですが、当院のリハビリとしても、褥瘡を作らないような環境づくりやポジショニング(除圧・体位変換)を引き続き取り組んでいきたいと思います!

  

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