今月の豆知識は昆布についてです。食用にされる昆布は10種類ほどあり、北海道沿岸で地域別に生産され、生産地により昆布の種類がほぼ決まっているため、製品には産地名がついているのが特徴の一つです。
昆布に多く含まれる栄養成分としては、①アルギン酸→コレステロールや血圧を下げます。また血糖値の上昇を抑えます。②ヨウ素→甲状腺ホルモンの材料です。(タンパク質の代謝に関わり、基礎代謝を上げます。)③グルタミン酸→うま味成分です。
良質の干し昆布は一般に緑色を帯びた黒色で光沢があり、乾燥が十分で、肉厚でよい香りがあります。なお、表面に生じる白粉はマンニトール(甘味成分)であって、カビではありません。昆布だしは、グルタミン酸とマンニトール、ミネラル類由来の塩味の3つの要素による相乗効果で美味しさが引き出されます。