RSウイルスなど流行の時期
カテゴリー:お役立ち~RS(アールエス)~ 2015年12月11日

サンタクロース同様、多忙な日々が続く師走、忘年会等々体調管理が難しくなる季節ですね。

RSウイルス…。

以前ブログにも投稿してますが、やはり、インフルエンザ流行前に昨年以上の流行をみせています。

当地域では、拡がりを見せていませんでしたが、只今微増傾向です。


北海道感染症情報センターHPより抜粋

 

RSウイルスは乳幼児の代表的な呼吸器感染症の原因ですが、すべての年齢層で上気道炎や下気道炎を引き起します。

しかし、大人のRSウイルス感染症は野放し状態でデータもほとんどありません。

YIC-Net加盟医療機関ではRS迅速キットが配置され、医師の指示があれば、10分程度で結果報告されます。

(インフルエンザ&RS同時測定迅速キットもあります)

大人のRSウイルス感染症は軽症ですむ事が多いため、日本では乳児や幼児を中心に警戒されがちですが、ある文献ではインフルエンザ様症状を呈し入院を必要とした高齢者の平均12.5%がRSウイルス陽性であったとの報告もあります。

またアメリカ合衆国でのデータ(CDC=疾病対策センター)によるとアメリカのRSウイルス関連の年間死亡率は1歳未満の子どもで10万人あたり5.4人に対して、65歳以上は29.6人と高齢者の方が5倍以上高いとの推計もあります。

RSウイルスは感染力や増殖力がとても強く、症状が消えても1〜3週間後も感染力を失わない為、乳幼児が集まる場所や高齢者施設や介護施設などでの集団感染へとつながりやすい疾患です。

冒頭にも述べましたが、体調管理が難しくなる季節ですし、RSウイルス、インフルエンザ、感染性胃腸炎の季節でもありますので、そろそろシフトチェンジ!

 

うつらない=手洗いやマスク着用

うつさない=手洗いやマスク着用

基本的な感染対策を行うようにしましょう。

 

追記

最新情報すが、当地域でインフルエンザ発生の報告がありました。

そろそろシフトチェンジ!

YIC-Net&IICLC 山田

 

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