RS(=アールエス)ウイルス感染症について
カテゴリー:お役立ち~RS(アールエス)~ 2012年10月11日
そろそろインフルエンザが・・・と騒がれている昨今。
流行が早まりそうなウイルスがあります。

その名は『RSウイルス』

先日当ネットワークのメルマガでも配信済みです。
ご用心!ってことで、ブログ再投稿決定!
参考になさって下さい。


2012年2月22日投稿  担当 平子医師

今回はRSウイルス(RSV)感染症についてお話したいと思います。
インフルエンザやノロウイルスに比べると、認知度は低いかもしれません。けれど
RSウイルスは風邪の代表格(主に冬期)で、現在も、八雲町周辺では流行中です。
特に年齢によっては強敵で、風邪では済まないこともあり注意が必要です。

RSウイルスの正体って!?

ウイルスなので目にみえません。でも世界中にいます。
RSは略称です。英語の単語の頭文字を取って名前が付いています。(AKBみたい?)日本では呼吸器感染ウイルスと言われたりします。RSウイルスが感染するとヒト培養細胞で合胞体を形成するという特徴があります。
感染力は強く、家族の誰かが感染すると家族内で移りやすい上、高齢者や乳幼児では症状が重症になるため、「感染しない」「感染を広げない」対策が必要です。


RSウイルスにはどうやって感染する?どうしたら防げる?

実はすでに、これを読んでる皆さん全員が感染したことがあります。
まだ6ヵ月未満の乳児はこれから人生で1回以上必ず感染します。2歳までに100%の人が感染するといわれています。
お母さんからの移行抗体はこのRSウイルスの感染に役立たないので生まれたばかりの赤ちゃんから高齢者まで、全ての年齢層で感染します。人生で数回この感染を経験し、強くなって(抗体ができて)、症状が軽くなっていくのです。
鼻や口(気道)を通して、咳やくしゃみから(飛沫)感染する場合と、痰などの気道分泌物を触って(接触)感染する場合の二通りがあります。
前者には「マスクの正しい着用」が、また後者には「充分な手洗い」が予防対策に有効です。
また、RSウイルスの感染力は、石鹸、消毒用アルコール、塩素系消毒薬などで簡単に失われてしまいます。


RSウイルスに感染したらどうなる?治療法ってあるの?

上気道症状つまり風邪症状(咳、鼻水、くしゃみ)が主体です。発熱を伴う場合もあります。1週間程度で自然におさまります。
ただし、なかには命にかかわる重症の下気道感染症(肺炎や細気管支炎)をひき起こすことがあり、特に高齢者や乳幼児では要注意です。そして残念なことにインフルエンザのような治療薬はありません。風邪の特効薬がないのと同じです。
生後1か月に満たない赤ちゃんが感染すると生死にかかわります。息を止めてしまったり、突然死する子がいます。そのため、重症になりやすい未熟児や心臓に病気のある子に対して限り、病院で抗体接種を行っています。
また、2歳未満、特に6ヵ月未満では重症化しやすく、ゼイゼイしたり、努力呼吸や呼吸困難を起こす下気道感染では、睡眠も哺乳も難しくなる為、入院が必要になる場合があります。
高齢者、呼吸器・循環器の病気の人、免疫低下者でも重症化しやすく、死亡する場合があります。


RSウイルス感染を広げないために、重症にさせないために。

手洗い、マスクの着用はもちろん、病院ではエプロンのようなガウン着用もしています。
RSウイルス感染は、症状がでるまで(5日程度)、なおりかけてから2週間程度でも周りの人を感染させる力を持っています。
自分が風邪の人に近づかない、重症になりやすい高齢者や乳幼児(特に6ヵ月未満)の子を、風邪の人に近づけないのも一つです。
また、たばこの煙がRSウイルス感染症の下気道感染に関係することから受動喫煙を防ぐことも対策になります。
 
YIC­Net 小児科 平子



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http://hosp.town.yakumo.hokkaido.jp/modules/yic_blog/index.php page=detail&bid=70

 
YIC­Net 広報 崎本
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