リハビリテーション室ブログ

危険予知トレーニングとは
カテゴリー:お役立ち情報 2023年5月12日

 こんにちは。最近は暖かい日が続き、雪も遠くに見える山の上のみとなりましたね。桜前線も日本列島を駆け上がって来ています。 (桜の木の下で炭をおこし、ジンギスカンなんて北海道の人しかやらないみたいですが、、、、) はやくお花見したい理学療法士の加藤です。

 

 今回はリハビリテーション室内で実施した研修会についての報告です。
危険予知トレーニングとは、KYT(危険:K、予知:Y、トレーニング:T)とローマ字3文字で略されます。
「作業や職場にひそむ危険性や有害性等の危険要因を発見し、解決する能力を高める手法」とされています。(厚生労働省HPより引用) 
 KYTはもともと産業界で使われていた言葉ですが、その後、医療界でも取り入れられ、医療安全を目的とした現場のリスクセンス(危険への感受性)向上と事故防止のために行われるようになりました。
 KYTを簡単に言うと、一枚の静止画の中にどのような危険が潜んでいるかを推測し、解決策を見出していくというトレーニングです。画像を見て「もしかしたらこの後、こうなるかもしれない、、、、」のように想像力を膨らませる必要があります。

 

 今回のリハビリテーション室での研修会では、リハビリ室でよく見かける、ある場面を想定した写真を基に、経験年数毎に分かれてグループディスカッションを行いました。
 経験年数の違いで着眼点に違いが出たことで、意見交流がより盛んに行われ、とても有意義な研修会になったかと思います。しかし、今回のお題は経験年数の少ない若手向けのもので難易度が低めに設定されていたため、熟年者には簡単すぎたといった要望も寄せられました。

 今後は実戦形式でも行い、事故を防止できるよう安全な介入に努めていきたいと思います。

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