リハビリテーション室ブログ

子供の成長に伴う膝や踵の痛みについて~骨端症について~
カテゴリー:スポーツリハ通信 2021年4月23日

 こんにちは。理学療法士の佐々木です。4月で新生活も始まり、ワクワク・ドキドキと様々な思いで過ごされている方も多いのではないでしょうか?一方、特に代わり映えのない生活をしている私ですが、今年度もスポーツリハビリテーションに関して簡単な内容を発信していければと考えておりますので、今後ともよろしくお願いします。

 

 さて、今回は、題の通り子供の骨端症について説明していきたいと思います。聞いたことが無いという方が多いのではないでしょうか?骨端症とは、主に学童期・青年期の児童、特にスポーツをしている子に多いとされています。言わば、骨の成長過程に起こる成長期の障害となります。下の図は、成長中の骨の図になります。

 成長軟骨版から先の部分が成長して骨が大きくなっていくのですが、この先の部分が何らかの原因で欠けてしまった状態で痛みが起こるものを、骨端症と呼んでいます。先の部分が欠けてしまう原因は、ここに付着している筋肉や筋膜に引っ張られてしまうことにより引き起こされてしまう事が多いです。では、どのようなケガがあるのでしょうか?有名な部位のケガを紹介します。

・ペルテス病:股関節の痛み

・シーバー病:踵の痛み

・オスグット・シュラッター病:膝の皿の下、すねの痛み

・第一ケーラー病:足の甲の痛み

 代表的な部位はざっとこのような感じです。他にもたくさんのケガの種類があるのですが、今回は有名どころの紹介とさせていただきます。冒頭にも言いましたが、骨端症は、スポーツをしている子に多いケガと言われていて、予防方法やなってしまった場合の治療方法も知っておきたいところですよね!長くなってしまったので、予防方法・治療方法の紹介は、次回にしたいと思います!次号もお楽しみに!!

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