リハビリテーション室ブログ

バランスの良い食事とは?
カテゴリー:お役立ち情報 2021年3月1日

八雲の「健康マスター」こと理学療法士の小河原です(苦笑)。

 

そろそろ雪かきも飽きてきたころですが、体を動かすためにはいい運動かもしれませんね。ただし、転倒によるケガや腰を痛めたりしないよう注意したいものです。

 

今回も皆さんと一緒に健康になるための知識を身につけ、一緒に「健康」を目指していきたいと思います。

 

 

今回からは少し具体的な話になっていきます。今回は「食生活と健康」~バランスの良い食事~についてお話ししていきたいと思います。

 

 日本では急速に食生活の欧米化が進み、エネルギーの大半を占めていた「米」の比率が大幅に減り、肉やその加工品、乳製品などの畜産物や油脂類の比率が増えてきました。その一方で野菜の摂取量が減少傾向にあると言われています。

 

現在の食生活は栄養のバランスが悪く、高エネルギー・高脂質であることから肥満者が増加し、糖尿病、高血圧、脂質異常症など、さまざまな生活習慣病の要因となっています。

 

厚生労働省の「国民健康・栄養調査」によれば、糖尿病が強く疑われる人の数は約1,000万人と推計され、10人に1人が糖尿病という時代に突入しました。こういった事情から、生活習慣病の予防を意識した食生活の見直しが急務となっています。

 

・五代栄養素をまんべんなく取ろう。

生活習慣病を予防するためには、五代栄養素がバランスの良く摂取できる食事をとることが大切です。

五大栄養素とは:糖質(炭水化物)・脂質・たんぱく質・ビタミン・ミネラルのことを言い、「一汁二菜」にすると栄養のバランスが整うと言われています。

「一汁二菜」:主食(ご飯)、汁(汁もの)、主菜、副菜の食事のこと

 

日本人の食事摂取基準では、1日の摂取エネルギーのうち50~60%を炭水化物、20~30%を脂質、13~20%をタンパク質でとることが勧められています。

また体に良い働きをするもの、生きる上で欠かせないものとして「食物繊維」や「水」を第6の栄養素とする考えもあります。

 

~ちょっと小耳~

適量を見た目で覚えよう

 

タンパク質源となる食品の適量は1食当たり約60gと言われています。

肉や魚60gの目安は手のひら大と言われています。

 

上の写真は「ニシンの煮つけ」です。こうやってみるといつもは倍以上の魚を食べていました。このほかの魚であっても60g以上の量を取ってしまっていたことが見た目からわかりました。

 

おいしい物は「ついつい」量が増え、食べ過ぎてしまうものです。適量を目で確認できるようになると、取り過ぎないようにする一つの工夫になりますね。

 

※食事の「内容」「量」については一般の方を想定して記載しております。医師や栄養士などから食事について指導を受けている方は、その内容に従ってください。

 

 

(私も…)適切な「食事内容」を適切な「量」を摂取することによって肥満を予防して生活習慣病にならないように注意していきたいと思います。

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