リハビリテーション室ブログ

トイレットペーパーの工夫
カテゴリー:回復期リハビリ通信 2019年6月14日

こんにちは。作業療法士の池田です。
八雲総合病院の回復期リハビリテーション病棟では、身体機能向上を目指すのはもちろん、今の身体機能でも更に自立した生活を送るにはどうしたら良いかを考え、患者さんに応じて様々な提案をさせていただいています。

先日、片麻痺の患者さんとトイレへ行くと、片手ではトイレットペーパーを千切ることができず難儀されていました。引っぱっても引っぱってもトイレットペーパーは伸びるばかり。病棟看護師からも「もう少しで一人で出来るのに」という声を聞いていました。
そこで、この患者さんの動作をよく観察して、どうしたら一人でできるかを考えました。既存の自助具なども調べて、この病棟のトイレットペーパーホルダーに合ったものを作成しました。

手前に引くとトイレットペーパーは伸び、下に引くと簡単に千切れるという仕組みです。

材料は100均の滑り止めマットと、内側はレナサームという包帯のみです。それらを切り貼りして作りました。
使った患者さんの反応は「あ、いいわ。」とシンプル。いとも簡単にトイレットペーパーを一人で千切れるようになりました。

現在、新しい病院や身体障害者用トイレではユニバーサルデザインといって誰にでも使い勝手の良いトイレットペーパーホルダーが設置されていますが、自宅はもちろん、病院でも病棟によって違うのが実状です。
環境や使う人に合わせた道具を探したり、また必要であれば作成し、「あ、いいわ」という声をいただけると私達としても励みになります。

 

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