4月17日 新人研修
最終日の4月17日は看護倫理から始まり、言語聴覚士による食事介助、口腔ケア、看護技術では暴力防止、身体抑制、認知症患者へのケア、医療安全について学びました。
看護倫理では座学のあと、コミュニケーションで心掛けていること、目指す看護師像はという質問にとてもしっかりした考えを発表していて思わず心の中で「頼もしい」と唸ってしまいました。その気持ち忘れないで下さいね。
食事介助、口腔ケアの講義では介助時の留意点、特に姿勢や環境が大事であることや、誤嚥性肺炎のリスクを下げるためにも口腔ケアは重要であることを再認識できました。
身体抑制、暴力防止については実際に拘束具を使用した体験やＣＶＰＰＰの実践を通して非常にわかりやすかったとの声が聞かれていました。
医療安全の講義では動画などを利用して思い込みや錯覚を体験しました。実際に医療事故の8割は思い込みによるものと聞き、「人はミスするものである」ということを念頭においた対策が必要であることを学ぶことが出来ました。認知症患者さんへの関わりについてでは、カンフォータブルケアの項目の中から「いつも笑顔で」「いつも敬語で」「目線を合わせる」「優しく触れる」「ほめる」を実際に患者役の人に意識して接するという体験をしました。簡単なように思えますが少し恥ずかしくて目線を合わせられなかったり、どう触れてよいか戸惑う場面も見られました。これは認知症患者さんだけに限らず、すべての患者さんに接するときに基本となることだと思うので現場に出ても忘れないでほしいと思います。
この研修の翌日にはローテーション研修が始まります。不安と緊張でいっぱいだと思いますが、8日間の研修を土台に現場でたくさんのことを吸収してください。
新人教育：古澤・西山
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